COLUMN

歯科コラムの記事詳細

2026/02/22

親知らずの腫れの原因と対処法|受診や抜歯の目安も解説

親知らずの腫れとは、親知らずの周囲に細菌がたまり、歯ぐきに炎症が起きて腫れや痛みが出ている状態を指します。

多くの場合、汚れがたまりやすい生え方や磨き残しが原因です。

しかし、近年は疲労や体調不良、ストレスによる免疫力低下も症状悪化の要因として注目されています。

本記事では、親知らずの腫れが起こる原因や自宅でできる対処法、歯科医院を受診すべき目安、さらに抜歯が必要になるケースまでを、臨床現場の視点を踏まえてわかりやすく解説します。

腫れを一時的に抑えるだけでなく、再発を防ぐための判断ポイントを知ることで、今後どのように対応すべきかを安心して選べるようになるでしょう。

親知らず抜歯バナー

親知らずが腫れる原因とは?よくあるトラブルを解説

親知らずの周囲が腫れる主な原因は、歯ぐきに細菌が入り炎症を起こすことです。

親知らずは一番奥に生えるため歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすい特徴があります。その結果、歯ぐきが腫れたり痛みが出たりします。

さらに、体調不良や疲れが重なると炎症が悪化することもあります。

ここでは、腫れが起きる仕組みと、放置した場合に起こりうるトラブルについて解説します。

親知らずの周りで炎症が起きる理由

親知らずの腫れは、歯と歯ぐきのすき間に細菌や食べかすがたまり、炎症が起きることで生じます。

特に、親知らずが斜めや半分だけ生えていると、歯ぐきがかぶさった部分に汚れが入り込みやすくなります。

この状態が続くと歯ぐきが赤く腫れ、痛みや口の開けにくさを感じることもあるでしょう。

さらに炎症が進むと、膿が出たり、周囲の歯やあごまで痛みが広がることもあるため注意が必要です。

違和感を覚えた段階で口の中を丁寧に清掃し、早めにケアを行うことが大切です。

腫れを放置すると起こるトラブル

親知らずの腫れを放置すると、炎症が強まり痛みが増すだけでなく、腫れが顔やあごの周囲まで広がることがあります。

場合によっては口が開きづらくなり、食事や会話に支障が生じることもあります。

また、腫れたり治まったりする状態を繰り返すと、周囲の歯ぐきや隣の歯にまで悪影響を与える可能性も否定できません。

一時的に症状が落ち着いても根本原因が解決していないケースが多いため、腫れを何度も繰り返す場合には、歯科医院で状態を確認してもらうことが大切です。

親知らずが腫れたときに自宅でできる応急対処

親知らずが腫れた際にうがいなどで応急対処を行うイメージ

親知らずが腫れて痛みが出た場合でも、すぐに歯科医院へ行けないこともあるでしょう。

そのようなときは、まず炎症を悪化させないための応急対処を行うことが大切です。

ただし、自宅でできるケアはあくまで一時的に症状を和らげる方法であり、根本的な解決にはなりません。

ここでは、基本的な対処方法と、症状を悪化させないために避けたい行動を解説します。

冷やす・痛み止め・うがいの基本対処

親知らずが腫れたときは、まず頬の外側から冷たいタオルや保冷剤で軽く冷やすと、炎症による熱や痛みがやわらぐ場合があります。

また、市販の痛み止めを使用すると、一時的に痛みを抑えられます。

さらに、ぬるま湯に少量の塩を溶かした塩水でうがいを行うと、口の中の汚れや細菌を減らし、炎症の悪化を防ぐのに効果的です。

ただし、強くうがいをしすぎるとかえって刺激になるため、優しく行うことを意識するとよいでしょう。

やってはいけないNG行動

腫れや痛みがあると、気になって患部を指や舌で触ってしまいがちですが、刺激を与えると炎症が悪化する原因になります。

また、アルコールを飲んだり、長時間の入浴で体を温めすぎたりすると血流が良くなり、腫れや痛みが強くなることがあります。

さらに、我慢できないからといって自己判断で強い薬を使用するのも避けましょう。痛みが強く続く場合は、早めの受診が重要です。

ハミール東京デンタルオフィス小川町では、急な腫れや痛みにも即日対応できる体制を整えています。

症状がつらいときは無理に我慢せず、できるだけ早く相談することをおすすめします。

親知らずの腫れは歯医者に行くべき?受診の目安

親知らずの腫れで歯科医院の受診を検討する際のイメージ

親知らずの腫れは自然に治まることもありますが、症状によっては早めに歯科医院を受診したほうがよいケースもあります。

様子を見ている間に炎症が悪化し、痛みや腫れが強くなる可能性もあるため注意が必要です。

ここでは、早めの受診を検討したほうがよい症状と、腫れを繰り返す場合に気をつけたいポイントを解説します。

すぐ受診したほうがよい症状

親知らずの腫れが強くなり、痛みで食事が取りづらい、口が開けにくい、発熱があるといった場合は、早めの受診が必要です。

また、歯ぐきから膿が出たり、顔の外側まで腫れが広がったりしている場合も、炎症が進行している可能性があります。

こうした症状を放置すると、日常生活に支障が出るだけでなく、治療が長引く原因にもなりかねません。

ハミール東京デンタルオフィス小川町は小川町駅から徒歩1分の場所にあり、急な腫れや痛みにも対応できる体制を整えています。

土曜日も診療しているため、平日に時間が取れない方でも受診しやすい環境です。

腫れを繰り返す場合の注意点

親知らずの腫れが一度治まっても、同じ場所が何度も腫れるときは注意が必要です。

炎症が一時的に落ち着いただけで、原因となる汚れのたまりやすさや歯の生え方が改善されていないケースが多いためです。

繰り返すうちに周囲の歯ぐきや隣の歯にまで悪影響が及ぶ可能性もあります。

そのため、腫れを何度も経験している場合は、抜歯を含めた治療方法を歯科医院で相談することが大切です。

症状が出る前の段階で状態を確認しておくことで、大きなトラブルの予防につながります。

親知らずの腫れはいつまで続く?回復の目安

親知らずの腫れや痛みが続き、頬を押さえて悩む女性のイメージ

親知らずが腫れた場合、「この痛みや腫れはいつまで続くのだろう」と不安に感じる方も少なくありません。

腫れの程度や原因によって回復までの期間は異なりますが、一般的な目安を知っておくことで落ち着いて対応しやすくなります。

ここでは、腫れや痛みが続く期間の目安と、症状の回復を早めるために日常生活で気をつけたいポイントを解説します。

腫れや痛みが続く期間の目安

親知らずの周囲に起こる炎症による腫れや痛みは、軽度であれば数日ほどで落ち着くケースがほとんどです。

しかし、細菌感染が進んでいる場合や汚れがたまりやすい状態が続いている場合は、症状が長引くこともあります。

一時的に痛みが和らいでも、再び腫れを繰り返すケースも少なくありません。

数日たっても痛みが改善しない場合や、腫れが強くなるときは、放置せず歯科医院で状態を確認してもらうことをおすすめします。

早めに対応することで、症状の悪化を防ぎやすくなります。

回復を早めるための生活上の注意点

腫れや痛みを早く落ち着かせるためには、口の中を清潔に保つことに加え、体調管理も重要です。

疲労や睡眠不足が続くと免疫力が低下し、炎症が悪化しやすくなります。

また、刺激の強い食べ物やアルコールを控え、患部を触らないようにすることも回復を助けます。

さらに、痛みが落ち着いた後もケアを怠ると再発する可能性があるため注意が必要です。

違和感が残る場合や腫れを繰り返す場合は、早めに歯科医院で相談し、根本的な原因を確認しておくと安心です。

親知らずが腫れた場合は抜歯が必要?判断の目安

親知らずの抜歯が必要か判断するイメージの歯科器具と歯の模型

親知らずが腫れたとき、「必ず抜かなければならないのか」と不安に感じる方もいるでしょう。

実際には、すべての親知らずを抜歯する必要があるわけではなく、歯の生え方や炎症の起こりやすさによって判断されます。

ここでは、どのような場合に抜歯がすすめられるのか、また抜歯後に起こりやすい腫れや回復までの一般的な流れについて解説します。

抜歯をすすめられるケース

親知らずが斜めに生えていたり、歯ぐきに半分埋まった状態で汚れがたまりやすかったりすると、腫れや炎症を繰り返す原因になります。

このようなケースでは、再発を防ぐために抜歯がすすめられることがあります。また、隣の歯に悪影響を及ぼ可能性がある場合も同様です。

ただし、抜歯の必要性は口の状態によって異なるため、診断を受けることが欠かせません。

ハミール東京デンタルオフィス小川町では、レントゲンなどによる精密な診断をもとに、痛みや腫れへの配慮を重視した抜歯を行っています。

治療内容は事前に丁寧に説明し、納得いただいたうえで進めています。

抜歯後の腫れや回復の流れ

親知らずを抜いた後は、傷口の炎症反応によって腫れや痛みが出ることがあります。一般的には、抜歯後数日で腫れのピークを迎え、その後徐々に落ち着いていきます。

ただし、歯の生え方や抜歯の難易度によって回復までの期間には個人差があります。回復を早めるためには、指示された服薬や安静を守り、患部を刺激しないことが大切です。

強い痛みや腫れが長く続く場合は、我慢せず歯科医院に相談し、状態を確認してもらいましょう。

親知らずの腫れを防ぐ予防とケア方法

親知らずの腫れを防ぐために歯みがきでケアを行う女性のイメージ

親知らずの腫れは、一度治まっても再び起こることがあります。そのため、症状が出てから対処するだけでなく、日頃から腫れを防ぐためのケアを行うことが重要です。

親知らずは汚れがたまりやすい場所にあるため、毎日の歯みがきや生活習慣が症状の起こりやすさに大きく影響します。

ここでは、腫れを予防するために意識したい歯みがきのポイントと、体調や生活習慣が炎症に与える影響について解説します。

毎日の歯みがきで気をつけるポイント

親知らずの周囲は歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすい場所です。そのため、奥歯まで意識して丁寧に磨くことが腫れの予防につながります。

歯ブラシの毛先を小刻みに動かし、歯と歯ぐきの境目にやさしく当てるようにすると汚れを落としやすくなります。

また、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや洗口液を併用することも口の中を清潔に保つうえで有効です。

ハミール東京デンタルオフィス小川町では、症状が出た部分だけを処置するのではなく、親知らずの腫れを繰り返さないための予防や口腔内の健康管理まで含めた診療を重視しています。

違和感を感じた段階で状態を確認しておくことで、将来的なトラブルの予防につながります。

ストレスや疲労が腫れに影響する理由

親知らずの腫れは、口の中の汚れだけでなく、体調や生活習慣にも影響します。

疲労や睡眠不足、ストレスが続くと体の抵抗力が低下し、細菌による炎症が起こりやすくなります。

その結果、これまで問題がなかった親知らず周囲でも急に腫れや痛みが出ることがあります。

忙しい時期ほど症状が出やすいと感じる方も少なくありません。

腫れを防ぐためには、十分な睡眠や規則正しい生活を心がけ、体調を整えることも重要です。

宇多川院長の総評|親知らずの腫れを繰り返さないために大切なこと

親知らずの腫れを繰り返さないためのケアをイメージする女性の写真

親知らずの腫れは、一度症状が落ち着いても同じ場所で炎症を繰り返すことが珍しくありません。

日々の診療でも、「痛みが治まったから」と受診を先延ばしにし、再び強い症状で来院される患者さんを多く見てきました。

原因となる歯の生え方や清掃の難しさが改善されていなければ、再発の可能性は残ります。

私たちは、痛みや腫れをその場で抑えるだけでなく、将来的なトラブルを防ぐためのケアや治療方法を丁寧に説明します。

何よりも、患者さんが納得して治療を選択できることが大切です。

違和感の段階で相談いただくことで、負担の少ない対応につながることも少なくありません。

不安や疑問を感じた際は、一人で抱え込まず、早めに歯科医院へ相談することをおすすめします。

親知らず抜歯バナー

小川町で歯医者をお探しなら「ハミール東京デンタルオフィス小川町」

「小川町駅」より徒歩1分の歯医者

当院、医療法人歯科ハミールの分院も、今後共よろしくお願いいたします。